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コラム

憧れの大型二輪購入

新しい相棒 BMW R1150RTの紹介 2002年4月

仲間と和歌山に行った時(2002.5)

ZZ-R1100も良いバイクでしたが少し前傾姿勢がつらくなってきたので、もっと楽な姿勢で乗れるバイクを捜していました。以前からあこがれていたBMWのR1150RTと同じくR1150RS、それにYAMAHAのFJR1300が候補に上がりました。金額的にはFJRのほうが安くて、カタログ上パワーも圧倒的有利でしたが、やはり足つき(シート高さ)性、とまた発売されて間がないということで、BMWの2台にしぼりました。

京都のディーラーでRTとRS両方短時間でしたが試乗した結果、RTに決定しました。もう少し金額の差があればRSにしたかもしれません。

ということで2002年4月京都市内から運んできてもらいました。

以下RTの印象を思いつくまま書いてみます。 何年乗れるかわからないが体力と気力の続く限り乗り続けたいバイクです。それくらい値打ちはあります。

第一印象


ぱっと見はやはりでかい。 最初は本当にこんなバイクに乗れるのかなと思うくらい圧倒される。外観は横から見ると前側がボリュームありすぎのような気がする。しかし標準装備のパニアケースで何とかバランスできているか。正面から見るとゾウみたいだ。
ポジション シートは当然一番下にするが、若干前下がり気味になるのでちょっと細工をして後ろを下げた。これでポジションは問題なし。ZZ−Rと比べてもとっても楽だ、足つきもシートは広いものの両足なんとか、つまさきはつくし、おしりをずらせば片足はべったり着くとことができる。装備重量300K弱のバイクではせめてこれくらいでないと不安だ。
ハンドルは若干広い気もするが私の腕が短いので仕方がない。猫背スタイルで乗ると若干前傾になるくらいだ。体が完全に起きあがってしまうことはない。理想的なポジションがとれる。シートの良さもあって本当に楽に何時間でも乗れる。これだけでも価値は十分にある。
操作 止まっているときは確かに重い。しかし水平エンジンで重心が低いため取り回しは比較的楽だ。ただ、ハンドルが高いため左手はハンドルを下から支えるようにしないと取り回しがやりにくい。当然身長のある人は問題ないだろうが。腰をうまく使ってバックさせるとさほど力はいらない。いまのところ取り回しで倒したことはない。    センタースタンド掛けはレバーのおかげでとても楽だ。ZZ−Rより簡単に掛けられる。ツーリング休憩時でもできるだけセンタースタンドをかけるようにしている。 
 低速バランスも不安はない。ただし低速時クラッチを切って空ぶかしすると車体が右に傾くので注意が必要。
コーナリングも 車体が重い割には素直で安定している。倒し込みも楽で見た目より軽く操作できる。実は購入前のいろいろな情報でこの点も選択の大きな要素となった。峠にも行ってみようとさせるバイクだ。ただし、アクセルONで車体が起きあがることはない。傾斜したらいつまでも安定してその姿勢を保とうとする。切り替えは膝等で補助してやる必要がある。車体の性格からしてもコーナリングはこれで十分だろう。
高速道路 さすがにドイツアウトバーンを駆け抜けるバイクで、もっとも得意とするようだ。前方の大きなカウルと、電動シールドで超高速でも全く不安はない。ツーリング仲間のネイキッドを見ていると気の毒な気がする。これなら1日1000Kmも誇張ではないと思う。また、カウルの面積から見ると横風のあおりをもろにくらいそうだが、思いの外影響を感じない。エンジンの軸が進行方向で回転しているためのジャイロ効果か?ZZ−Rの時は横風でバンクしながらまっすぐ走っていた。絶対的なパワーは100PSもないが各方面の評価通り楽に早く走れるバイクだ。
エンジン 2気筒ではあるがビックボアーでショートストロークなためハーレーなどの2気筒エンジンとはフィーリングが全く異なる。4気筒マルチエンジンと感覚的にはかわらない。とは言ってもやはり2気筒で振動もそれなりにあるし、思ったほど低速トルクはない。はじめは何回か出だしにクラッチミートに失敗し、エンストを起こした。RSはもっとミートむつかしかった。でも、これも慣れれば問題はない。形式的には古いタイプのエンジンらしいので、こんなものと思えばそれでよし。
ブレーキ インテグラルABSとサーボブレーキは若干の慣れが必要だがいったん慣れればこんなに安心で楽なブレーキはない。この巨体を超高速からフルブレーキで楽に止めるには必要だったのかもしれない。普通のバイクに乗って同じ感覚でブレーキを握ると怖い思いをする。本当にこのブレーキシステムは絶品だ。
お約束のMDチューナーを取り付け、音楽を聴きながら走っている。これはソロツーリングが多い私にとってなくてはならないものになった。おかげでバイクにせかされることもなくリラックスして乗れる。ZZ−Rの時は法定速度で走っているとバイクにしかられそうだった。

荷物は標準のパニアーケースにいっぱい入るし、GIVIのトップケースもつけたのでフルに詰めれば相当の物が運べる。普段はカッパ、予備のグローブ、ジョギングシューズくらいだ。また万一立ち転けしても頑丈なパニアが角度を保持してくれるので少しは楽に起こせるはず。

他にはハンディー無線機と、ポータブルナビゲーションを装着できるようにした。グループツーリングに無線機は必須となった。ナビもポータブルながら最低限自分の居場所がわかるので大変便利だ。

国産と違って初期不良は確率が高いようだ。クラブの情報や自分のケースを見るとメーカーの品質管理はいまいちのようだ。特に日本の製造業の品質管理の基準を当てはめると確かに不良率は高いと思える。特にオイルシール関係の不良は頻繁なようだ。私の車体も例にもれず、リヤーファイナルギヤーボックスのオイルにじみでシールを交換してもらった。幸い?新車保証が2年なのでその間に頑張って乗って早く不良を出してしまうことが必要なようだ。安定してくれば長い間乗れる車体のはずだ。 なかにはエンジン自身のトラブルやミッション等の情報もあり、メーカーBMWとしてもう少し品質管理に力を入れてもらいたいものだ。


BMW R1150RT(2002)チタンシルバーメタリック

2002年9月能登半島にて、クラブの仲間と。黄色の左が私のRTです

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