あらゆる金属製品・部品を、1個から設計・製作いたします。
鉄、ステンレス、アルミ、真鍮など、さまざまな素材を使った加工(切削、溶接他)が可能です。
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社長 桜井による、バイクのコラムです。忙しくて、なかなか更新することは出来ませんが、少しずつ書いていこうと思っております。
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もともと単車に乗るのは嫌いではありませんでしたが、免許を取って本格的にというところまで行きませんでした。しかし近距離の移動はできるだけバイク(50cc)を使用するようにしていました。平成9年の春頃にそれまで乗っていたホンダの「シャリー」があまりにも古くなり走らなくなったのを機会に同じくホンダの「ベンリー50cc」を購入し乗り出しました。 このバイクはクラッチ付きでそこそこ走るのですがいかんせん50ccで法定速度の問題等で結局不満が残る状態となりました。 |
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そのころ弊社の真ん前にある「京都府峰山自動車学校」では数年前から2輪免許の講習をやっていました。自ずと毎日その練習風景を目にしていたので思い切って普通2輪免許を取得することにしました。
年齢は47歳。体力的にはジョギングのおかげで多少自信はあるものの163cmの身長でバイクに乗れるのかな(足がつくかな?)といった不安がありました。しかし最近は私より小さな女性も講習に来ているようで、彼女たちに負けないようなんとか頑張る決意で入校しました。
教習車はホンダのCB400。最初に引きおこしととり回しをやりましたがやはり50ccとは比べ物にならないくらい重く感じました。ただクラッチ操作は50ccで経験していましたのでさほど違和感はありませんでした。
しかし最初は講習の1日2時間で非常に疲れました。それも腕です。すごく無理な力を入れていたようです。
バイクも何度かこかしました。今でもそうですが低速バランス走行が難しい。走り出せば誰でもそこそこ乗れるのですが、バイクはスキーなどと同じでバランスです。特に課題の一つであるスラロームはスキーと同じです。リズムと下半身の動きで旋回します。
講習も何とか延長なしに終了し、卒業検定の日が来ました。その日の検定は私を含め3人でした。順番は私が1番目。天候は晴れ。気温は4月にしては高めで汗ばむほどでした この年での受験ということで久しぶりの緊張感です。のどはからからレース前の緊張と違ったものです。(お金もかかってますから)。
いよいよスタート。走り始めるとすぐに緊張がほぐれました。無難に各課題もこなし、多少の確認ミスはあったかもしれませんが無事スタート地点に帰って来ました。ここの学校は終わってすぐ先生のところへ行き合否を宣告されます。減点方式で70点以上が合格です。点数は教えてもらえませんが「合格!」でした。瞬間ニヤっと笑ったようです。「今後も気を付けて安全運転を心がけて下さい」とのお言葉をいただき、監視塔の階段を飛ばんばかりにかけおりていきました。 やっと念願の大きなバイクに乗れるのです。久々に満足感を味わいました。 |
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学校に通っているときからバイク雑誌を買いあさり、色々と選んでいましたが改めてバイクの種類の多さに驚きました。国内4メーカーから様々な種類で発売されており本当に迷いました。
排気量はせっかく普通2輪をとったのだから400ccと決めていました。アメリカンとレプリカ、オフロードを除いていくとやはりネイキッドタイプが残りました。ちょうどその春に新製品で発売されたバイクでスズキの「イナズマ」が最後に残りました。選択肢の重要要件は足つき性の良さです。このバイクは大きい割に足つき性が良いとのコメントがありこの「イナズマ」に決定しました。
頼んだバイク屋さんではじめてこの「イナズマ」を見たときびっくりしました。カタログで見た感じと実物では大きな差がありました。本当に乗れるのかな、またもや不安です。
早速またいでみるとなるほど足は何とかつきます。しかしやはり重い。学校のCB400よりもかなり大きく感じました。その足でとりあえずガソリンです。スタンドまで行くのも億かなびっくり。学校の構内と違い一般道路ですから。低速運転もまだうまくできないので道路からスタンドの給油機まで足で漕いでいきました。(惨めなものです)
さあこれからです。乗って乗って乗りまくりました。年も大きいので人より多く乗ってうまくなるように心がけるしかありません。仕事で営業に行くにも極力乗りました。約1ヶ月で大阪の展示会にも初めて高速を使い行きました。阪神高速は車が多くてやはり怖かった。
立ちこけも何回かしました。これもたいていの場合何らかの理由がありこけるべくしてこけています。学校では乗るときは必ずサイドスタンドを外してからですが、その癖がつきリヤシートに荷物を積んだ状態で足を上げたので荷物を足が越さずにそのままバランスを崩してバタ。当然ですよね。自分の足の長さの判断ミスです。
このようなバカな事を何度か繰り返しました。しかしこけたときはなぜこけたのか必ず自分で検証しました。そして二度とそのようなことをやらないように心がけました。おかげで最近は立ちこけしません。スタンドも必ず乗ってから外します。(学校でも先生は乗ってから外すのになぜ教習では外してから乗るのでしょうね)
家の近所はワインディングロードがたくさんあるので練習にはもってこいです。景色も良いしやはりこれがバイクの魅力の一つでしょう。走行中こけたことはありませんがカーブでかなり深いバンク(自分では)をとったとき前輪がズルっといったときはビビリました。後輪なら多少カバーする自信は
あるのですが。そのバイクの限界も知る必要があるようです。
とにかく乗りまくり1年で約1万キロ。私のパジェロJRよりたくさん走りました。おかげで最近は「イナズマ」が軽くなりました。 |
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普通二輪免許を取得した時点では大型二輪のことまで考えていませんでした。しかしここの学校は最近(平成9年)大型二輪の認定を受けてしまいました。まだ全国でも数えるほどしかないはずですが。 校長のやる気と先生方の努力、そして受講した生徒諸君のガンバリのおかげでしょう。聞くところに寄ると連続10人試験場で合格しなければならないとのこと。いつか事務の人に出会って聞くと最後の一人で不合格だったとか。また最初からやりなおしだったそうです。厳しいですね。 しかしようやく認定を受け講習が始まりました。北部では数少ない認定校なのでかなり遠くからも受講者が来ていたようです。
そんな訳で普通二輪取得から1年でその気はなかったものの回りの条件が整いすぎ、先生からもお誘いをいただくうちついに大型に挑戦する事にしました。主目的はやはり大型バイクもですがもっと二輪運転の技術を高めたかったからです。講習時間は普通二輪があるため12時間の技能のみです。バイクはCB750乾燥重量はさほどでもないのですが教習車ということでランプ類やバンパー等で約250kgはあるそうです。しかし事前審査での引き起こしは割と楽にできました。これも「イナズマ」で訓練したおかげ?です。
いよいよ講習ですが第一印象、バイクはたしかに大きいですが現在乗っている「イナズマ」が大きいため(平成10年にはこのままの大きさで1200ccが発売された)あまり違和感はありませんでした。ホイルベースでは35mmしか違いがありません。しかしやはり排気量の差350ccは十分体感できました。加速がいいと乗っていても気持ちがいいものです。課題は普通二輪の時とあまり変わらずタイム的に厳しくなるくらいです。ただし波状路走行が新しく課せられます。これも最初はエンストしたり外れたりでうまく行きませんでしたが、こつをつかめばできるようになりました。
大型の講習は普通二輪の時よりリラックスしてできました。あまりビュンビュン走るものだから先生から注意されたこともありました。
検定の日は大雨でした。今まで運良く?講習の日は天気が良かったのですが、こんな大雨は初めてです。前日だけ小雨が降り急制動のウエットは経験できましたがこれだけ降ると不安です。 今回は4人の受験生で私は3番目でした。最初の若い人は急制動やり直しでしたが合格でした。急制動2回までは減点なしですので。思わず彼と握手しました。やはりうれしそうでした。しかし次の私はすぐ準備をし気を引き締めます。でも普通二輪の時より緊張しませんでした。途中までは良かったのですがやはり雨の中と言うことで急制動のタイミングが早かったようです。前の人もそうだったように不安が即操作に影響するようです。自分ではできたと思ったのですが。やり直しを告げられました。こうなれば落ち着いて行くしかありません。ということで何とか合格しましたがやはり普通二輪の時と違いさほど感動はありませんでした。緊張があまりなかったようです。とりあえずこれでどんなバイクでも乗れるようになったのですが運転技術についてはまだまだ不安があります。 |
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